柿渋より抽出した柿タンニン
タンニンとは植物フラノボイドの総称で、科学的には大きい
分子内に多くのフェノール性水酸基を持っています。
"柿タンニンは分子量約15000の高分子物質で、構造はお茶や
ワイン、ヒマワリ等と比較しても非常に大きく、"タンニンの特性を強く示します。
また、含有量も赤ワイン・緑茶の50倍にも達していて、生理活性にも大きく活躍します。
「柿タンニン」を10倍に薄めたものが「柿渋」です。
柿渋2%のものは柿タンニンで言うと0.2%になります。
食品、医薬品、日用雑貨の原材料として長い歴史を持つ天然物でありますが、その特性を利用した用途は次の通りです。
1 食品として摂取すれば口臭を抑え虫歯の予防になる。
2 便臭、オナラ悪臭を抑える。
3 胃腸よりアルコールの吸収を抑制すると共に分解物アセトアルデヒトを速やかに排泄する。
4 体臭や靴下の悪臭を抑える。
5 ダニ、蝿の忌避剤となる。
6 腸による糖質、脂質の吸収を抑制するため、肥満防止に役立つ。
以上のように柿タンニンは優れた消臭効果を発揮します。
柿タンニンについては、1995年に財団法人日本食品分析センターの安全確認を得ています。
また、食品添加物の規格、基準をふくむ食品規格を制定しているFAO(国際連合食料農業機関)とWTO(世界保健機関)合同の国際食品規格委員会の食品添加物専門委員会において「ADI(1日摂取許容量)は特定しない」と安全性評価がされており、安全といえます。